あじさい


永井荷風の短編小説
「あじさい」には
紫陽花の花のことは、何一つ出てきません。

三味線弾きの宗吉と
芸者君香のお話なのですが、
君香に入れ込む宗吉に対し
君香は奔放で、
結果、かつての恋人に殺されてしまいます。

紫陽花の花言葉には
良い物も悪い物もたくさんありますが、
その一つは「移り気」です。

花柳界では
男性の間を渡り歩く女性を
「あじさい」と呼ぶそうです。
この小説のタイトルも
そのことに起因しています。

どんな町でも村でも
今の季節見かけないところはない程
あじさいは、親しみ深い花です。

土壌によって色をかえることから
移り気などという花言葉が与えられたのでしょうか。
沢山の花言葉があるということは
それだけこの花が親しみ深く、
様々な思いを寄せられてきた証のようなもので、
あれこれと想像が膨らみます。

ちなみに私は
この花の香りがあまり得意ではありません。
花に顔を近づけ、香りを胸いっぱい吸い込むと
ちょっと気持ち悪くなります。

香りの好き嫌いは
個人的なことかと思いますが、
葉っぱなどを間違って召し上がると
毒性のため中毒症状をおこすこともあるそうです。
ご注意下さいませ。



20160601.jpg


花: 紫陽花 どくだみ 糸すすき
器: 松嶋弘 

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2 Comments

ヨリック  

あじさい

綺麗に活けてありますねぇ。すばらしいです。

うつり気であってもワタクシはそういう人も好きです。
人の心もチョウチョウのようにヒラヒラかわることもありまして、それはそれでその時の状況でのなりゆき。

2016/06/03 (Fri) 11:47 | EDIT | REPLY |   

えるて  

ヨリックさま

人の心がひらひら変わるゆえ
いろんな法律や制度が必要なのですよね。

たとえば、結婚という契約とか(ぶらっくえるて参上(笑))。

不変な物の湛える魅力って
安心感なのかな、と思ったりします。

2016/06/04 (Sat) 21:22 | EDIT | REPLY |   

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