小満 初候:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)


陽気盛んにして万物ようやく長じて満つ
  

かいこさんの食べる桑の葉に
梶(カジ)の葉や、楮(コウゾ)の葉は、
とてもよく似ています。

始めて目にしたのは
明治神宮の北参道あたりでしょうか。
葉の形の特異さに
神様はどうしてこのような形を作ったのだろう…と
ほとほと不思議に思いました。
その葉の木の名前が「梶」だなんて知らないまま
何か貴重な物を見つけたような気分になって、
クリアファイルにはさみ
当分の間大事に持っていたのを思い出します。

これらの木の枝は
滅多なことでは引きちぎることができません。
どれも桑科で、紙の原料になるようです。
なので、枝もしなやかで強く、
手折ることが難しいのです。

我が家には梶の木があるのですが、
その旺盛な成長ぶりに圧倒されます。
枝を切っても切っても
あっという間に次の枝を伸ばします。
梶は諏訪神社の御神紋。
古代より、神様に捧げる
ご神木として尊ばれてきました。
神事に用いたり、
供え物の敷物に使われたりもしていました。

私がこの葉をはじめてみた際に
宝物を見つけたような気分になったのと同様、
古代の人々も
特別な何かを感じて神事に用いたのかもしれません。

梶の葉が大きく育ってくると
半袖の季節も近いな、と思います。


20160520_n.jpg

花: 梶 花独活
器: 瀬沼健太郎


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