雨水 次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)


あるいは 天(あま)つ御空(みそら)の緑の衣
又は 春たつ霞の衣
色香も妙なり 少女(をとめ)の裳裾

世阿弥『羽衣』



春の空、風景がぼぉっとする様子を、
日本の歌の世界では
日のあるうちは霞(かすみ)、
夜になって月が出てくると朧(おぼろ)と
呼び分けています。

一つ一つの音の連続にも、
「かすみ」という音には
やわらい日の光があうように思え、
「おぼろ」という音には
夜の月の光がぴたりとするような気がします。

そして霞は春の季語。
相対して霧は秋の季語です。
霞はたなびき、
霧は立ち昇ります。

雪割イチゲの花は
妖艶なようで可憐でもあり
空気に溶け込むかのような透明感を持ち合わせます。
なんともニュアンスのある色調で、
そのはなびらのグラデーションが
かすんでいるかのようにも見えます。
今日、今年の初花が咲きました。



20160224.jpg



花: ユキワリイチゲ カラスウリ カラスノエンドウ タネツケバナ
器: 雑器 籠


関連記事
スポンサーサイト



なげいれ 川瀬敏郎 骨董 山野草 茶花 いけばな 古陶磁 ユキワリイチゲ

0 Comments

Leave a comment

←お返事は基本当ブログ内で致します。ご面倒をお掛けしますが再度お越し下さい