花合わせ


花を入れる時。 

花合わせが出来ていれば、
しなければならない事の
半分は終わっていると思います。

あとは、
花留め。
器合わせ。
場合わせ。

実際のところ
残りの半分が大変なのですが、
まずは花合わせが先です。

花も、お里が近い物は
おのずと合います。
同じ野原で採取して来た花には
それだけで既に平穏な調和が約束されています。

昔の農具のような
民芸調の雑器に合うような花と、
京都御所からひと枝頂いてきたかのような花を
同じ器の中に入れようとすると、
お互いが持つ世界観が余りに違うので
花合わせが難航することとそれは
同義です。

ただ、一見合わなさそうに見える花同士も、
入れる人の持つ世界観によって
見事な調和を見せる事があります。

例えば、蓮の葉と松の一枝。
例えば、檜葉と桜。

花合わせは
花を入れる人の持つ世界観そのもので、
たとえ同じ花を用いるとしても 
入れる人が心に何を思い、
どのような世界を繰り広げようとしているかによって、
全く違う仕上がりになります。

同時に、扱う人によって
それらはただの花材もなれば、
心の故郷を具現化する役者達にもなるのです。

どんな詩情がその人の中にあるか。

これは、なげいれの花の本質にあたる
問いかけではないかと思います。


20160608.jpg



花: 斑入りホウチャクソウ 山蛍袋 岡虎の尾 伊吹虎の尾
器: 岩淵重哉 塩釉壺





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