なげいれの花 考察 その3 成功への指標②

  
昨日は
「日光の当たらない葉っぱは枯れる」
という自然界の法則と、
それ故
花を器に入れる際は
全ての葉っぱが
ありありと見えるよう
いれると良い、という話でしたが、
今日はその続きです。

太陽は毎日
東から出て南中し、
一本の孤をえがくように動いてゆき
西に沈みます。

殆どの植物は、
太陽の方向に向かって葉を開きます。
植木鉢の位置を動かした際など、
今までより日当たりが悪くなってしまった植物は
数日もすると太陽の方に向きを変えていて
植物の意思がよくわかるなぁと思います。

自然の中の多くの葉は、
太陽の恩恵を出来うる限り浴びようと
光に対して「垂直」に
葉の面を広げています。

ひまわり等は、
日がな一日、太陽を追いかけて
花ごと自分の身を回す程です。

花を入れる時は
そのようなことを心にとめて、
自分の頭の後ろに
太陽が鎮座し、
日光が刺していると仮定して
それを意識して手を動かしてゆくのです。

そうすると、おのずと
太陽の光の方向、
すなわち自分に向かって
葉の「面」が揃うはずです。

沢山の葉の
面と面が同じ向きに揃うと
そこには一定の穏やかなリズムが生まれ、
見ていて、心地よいはずです。
不自然さが払拭されます。

それでいて、
自然に生えている花を摘んで来ると
花屋で売られている
管理されて育った花と違って
ひたすらまっすぐな物などありませんから、
茎の先の方は
自由にふわんとした雰囲気が
漂っていると思います。

ただし、先回も申し上げたように
なげいれの花は
植物の足元を
オアシスや剣山で
かっちり固定しませんので、
花留めの仕方によっては
重みで垂れてしまったり、
茎先が器の中で滑って
あらぬ方向に向いてしまったりします。

思う角度に何本も留まらせるには
「留める技術」が必要です。


20160508_n.jpg


花: イヌショウマ ミカエリソウ 白花ミヤマオダマキ ススキ
器: 初代竹房斎 花籠


明日に続きます


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2 Comments

ヨリック  

観察

とてもよく観察なさっていることがうかがえます。
ずっと見せていただいています。

2016/05/15 (Sun) 20:55 | EDIT | REPLY |   

えるて  

ヨリックさま


Merci beaucoup ^_^

2016/05/22 (Sun) 15:47 | EDIT | REPLY |   

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