なげいれの花 考察 その3 成功への指標①


花を一輪だけ、
ではなくて 
たくさん入れる時。

なんかごちゃごちゃして
気持ちよくないなぁと
腕組みをすることがあります。

上手く入っていない理由は
さまざまあると思うのですが、
たとえば。
シロツメクサやどくだみの
雑草が群生している前に立ち
草むらをじぃっと見下ろしてみて
気付いたことがあります。

どんなに密集している雑草の原っぱであろうと、
たとえば何本も茂った雑木林であろうと、
太陽の方向からその茂みを見た時、
一日のうちに
太陽光が全く当たらない、
つまり隠れきっている葉っぱは
一枚もない!のです。

光りの届かない葉っぱは、
枯れてしまいます。

なので、どんなにわさわさに茂っていても
全ての葉っぱに光はもたらされているのです。

ちょっと考えてみれば当たり前のことなのですが、
それを頭だけでなく
体感として理解すると、
生命の深淵に触れたような
そんな宇宙的な広がりの端に
立ったような気分になりました。

これはすなわち、
花をいれる時に
違和感なく自然な風情にみせたい場合には、
無意識に隠れてしまう葉っぱや
不本意に隠れてしまう花があってはならない、という
自然からの教えだと思います。

全てのものが
ありありと見えるようにいれるだけで、
たとえ花瓶に何十本入っていても
違和感は軽減されるはずです。

そして、それは
結構難しく、
簡単なことではありません。

なげいれの花は
足元を剣山等で固定しないので
よくもわるくも動きます。
「留めどころ」が肝要です。


20160507.jpg



花: 芍薬 紫蘭 都忘れ きんぽうげ
器: 松嶋弘作


明日に続きます


関連記事
スポンサーサイト



なげいれ 川瀬敏郎 骨董 山野草 茶花 いけばな 古陶磁 松嶋弘 芍薬 紫蘭

0 Comments

Leave a comment

←お返事は基本当ブログ内で致します。ご面倒をお掛けしますが再度お越し下さい