二十日草


花開花落二十日  (花開き花落つ 二十日)
一城之人皆若狂  (一城の人 皆狂へるがごとし)

  白居易 「牡丹芳」より抜粋   



実は、牡丹には別名がたくさんあります。

「富貴草」「百花王」「花王」「花神」
など風情そのものの名前から、
「天香国色」 「夜白草」「名取草」「深見草」「二十日草」
など上げればきりがありません。

上記、白居易の漢詩は
ぼたんの初花が開いて
最後の花が散るまでの二十日間、
長安の人々はみな
物の怪にでも憑り憑かれたかのように
牡丹の花に夢中だ、と言っています。

この後には
実よりも花の方が大切にされる派手好みの風潮だ、とか
農業が軽んじられていて嘆かわしい、とか
続くわけですが 
それはさておいて、  
この漢詩の一文の「二十日」からついた名前が
「二十日草」だそうです。

冬に地上部が全くなくなってしまう草性の芍薬と違って
牡丹は木部が残ります。
なので名前に「草」とつくのが
私的にはしっくりきません。

英語では芍薬も牡丹も
同じくpeonyです。
古代の中国では、
はたしてどうだったでしょうか。


それにしても
この香り。
この佇まい。

牡丹はやはり
春の終わりの特別な花だなぁと思います。


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