みずぎわ


口を汚す、という言葉があります。

花の器の縁の部分に
葉っぱなどが
ぞんざいにかかってしまって
穢している状態のことです。

葉っぱが掛かるのがいけないのではなくて
その状態が雑然とうるさく見えるのが
清らかさを欠くのでいかん、
ということなのだと思います。

なので、清らかさが保てていれば
葉っぱが端に掛かろうとも
良いのだと思いますが
なかなか簡単なことではありません。


なげいれの花を見ている時、
人は究極には
空気や水の清らかさを見ているのだと思います。

どんなに沢山花が入ろうとも、
濁ってはいけない。
淀んでもいけない。

その一つが、水際の
りんとした美しさを守ることに
繋がるのではないかと思います。


20160613.jpg


花: 檜扇水仙 斑入り松本せんのう 九蓋草 純白蛍袋 山紫陽花(紅) 岡虎の尾 どくだみ 矢羽すすき 昼顔
器: 胡銅 尊式華瓶(江戸期)

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2 Comments

白秋マダム  

初めまして

いつも含蓄のある文章と素晴らしい作品を鑑賞させていただき ありがとうございます。
今日の作品がとても好きで、思わずコメントを。

2016/06/15 (Wed) 01:04 | EDIT | REPLY |   

えるて  

白秋マダムさま

はじめまして ^_^


お気に召して幸いに存じます。

松本仙翁、燕尾仙翁、岩非仙翁、山紫陽花、檜扇、百合水仙、などなど
今時分は山野草の「日本の赤」が
冴えわたる季節です。

花をいれていて
きゃ~♪と言いたくなる程
赤のグラデーションが
胸にぐっと来ます。

2016/06/16 (Thu) 03:39 | EDIT | REPLY |   

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