穀雨 次候:霜止苗出(しもやみて なえいずる)


いまでこそ、出会っても
さほど驚かなくもなりました。

もう10年、いや20年までは遡りませんが。
鬱蒼とした杉林の
苔むした道を歩いていた時に
初めてこの花と出会った際は、
その異形の姿ゆえ
こちらを凝視する動物のようにも見え、
稲妻に撃たれたように
立ち止まってしまいました。

どうしてこのような姿に…

里山で出会う山野草は、
チューリップやバラのような
売り物の花を
綺麗だと思うような心持ちとは全く異なる、
息の止まるかのような衝撃を
もたらすことがあります。

釣り糸を垂れる浦島太郎の姿に
この花の名前は由来しているそうですが、
株の小さい時は雄、年々大きくなると雌に
性転換をする花でもあります。
成長すると雌になるということに
何故か、ドキリとします。

森の神様のような姿です。

20160425.jpg



花: ウラシマソウ
器: 松嶋弘作


暦の上での春も、
もうすぐ終わりです。
仙台に、霜ばしらという銘菓があって、
サクサクとしたもろさと
雪のようにさっと融ける軽さを併せ持つ
繊細な繊細な飴菓子です。
本日の暦から思い出し、
もうすぐ今期の生産も終了するはずなので
慌てて注文致しました。
同じような方が大勢おいでのようで、
1週間待ちとのことです。


関連記事
スポンサーサイト



なげいれ 川瀬敏郎 骨董 山野草 茶花 いけばな 古陶磁 ウラシマソウ 松嶋弘

2 Comments

おけい  

No title

ウラシマソウのこと、私の田舎ではヘビの姉様と呼んでいました。確かに爬虫類を連想させる植物かもしれません。

霜ばしら、今冬初めて味わいました。以前仙台に住んだことがある友人からいただいたのですが、こんなお菓子があるとは知りませんでした。

2016/05/01 (Sun) 19:17 | EDIT | REPLY |   

えるて  

Re: No title

はじめまして ^_^


ヘビの姉様ですか @_@
いろんな呼び名があるものですね。
初めて聞きました。
教えて下さってありがとうございます。

確かに、ヘビが鎌首をもたげたような姿で
里山で出会うたびにドキリとします。


同じ属性で、姿のよく似た「テンナンショウ」という植物があります。
別名マムシグサで、こちらには長~い髭はありません。

ユキモチソウというのも良く似ていますが、
中心部分に小さなお供え餅を乗せたような形で
こちらにも髭はありません。

どれもこれも、不思議な姿です。

2016/05/01 (Sun) 20:51 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment

←お返事は基本当ブログ内で致します。ご面倒をお掛けしますが再度お越し下さい