幻の椿


戦後間もない頃。

炭焼きのため山に入った人が
とても美しいヤブツバキを
見つけました。
その椿には、
白い覆輪のような縁取りがあります。
五島列島のその町の名前から、
「玉の浦」と名付けられました。

数十年程時を経て
品評会に出展されるや否や、
その美しさのため
あっという間に有名になりました。

しかしそのために
枝も根も
多くの人に採取され、
最後に原木は
裸同然の姿で
枯死してしまったそうです。

その姿に惚れこんで
庭に植えた椿の、
初めて知るその由来に
こうべを垂れる
春の雨の日です。


20160324.jpg


花材: 椿(玉の浦)
器:   木村硝子


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