土用


土用(どよう)とは
古代中国に端を発する思想
「五行」に由来する
暦の雑節です。

「五行」について、少し調べてみました。

古代の中国では、
世の中に存在する全ての物が
木・火・水・金・土 の5つから
出来ていると考えられました。
五行は、簡単に言うと、
この5つの性質を様々なことに当て嵌めて、
物事を判断する自然哲学です。

つまり、物の考え方なのですね。
現代では当たり前のように解明されている
自然化学のような事実を知らなかった古代の人は
さまざまな事柄に
なにがしかの法則を見出して
少しでも厄を逃れようとしていたのだろうなぁと
想像しています。

五行の「行」という字には
世界を構成する、とか
循環し、巡るという意味があるように、
自然のことだけでなく
政治、医療、時間などについて、
さまざまな事柄が
どう関係して
どういう周期で巡り、
お互いに影響を及ぼし合うかを
5つの要素の性質の関わり合いの力加減や相性で
変化し、循環してゆくことを説明しているのが
五行の思想です。

ただ、五行の要素を
実際の四季に応用しようとすると
5と4なので、ひとつ余ってしいます。
そこで、万物の母である「土」を
どの季節もが内包している要素として
各季節の終わりに
約18日間くっつけたのが「土用」です。

土用を考えだした人の、苦肉の策だなと思います。

最初の日が土用の入りで、
最後の日は季節の分け目となる「節分」、
つまり土用だけでなく節分も、実は年に4回あります。

夏の土用は梅雨明けと重なり
一年でいちばん暑い頃ですので、
カビや虫の害から守るため
「土用の虫干し」といって衣類や書物に風を通して陰干をし、
(梅干しの天日干しもですね)
稲の根がしっかりと張って育つように
梅雨明けと共に田から水を抜き
土にひび割れを入れ、
雑菌の繁殖を抑えるのです。


土用、なかなか興味深いので
明日に続きます


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花: 紅葉 桔梗
器: 松嶋弘作 備前壺

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