花留め 一文字④ 

一文字の使い方 

一文字を掛けることによって、
器の中の空間は
手前と後ろに別れます。

通常使用するのは、
奥の方です。

落としの底まで
草木の茎が達することも
なくはありませんが、
通常は一文字と
器(落とし)の後方の壁面を使って
草木を留めます。

一文字の後方に入れると
若干、前傾して留まりますが、
それよりもっと
倒して使いたい草木がある場合は
手前側に入れます。

ガラス瓶を落としに使い、
一文字を配していれてみます。

横から見るとこんな感じで

20160805_1.jpg

前から見ると、こうです。

20160805_2.jpg


同じことを器の中で行った物が
以下の写真です。

20160805_3.jpg




別の器でも入れてみます。


20160805_7.jpg


初めの弥生式土器と比べると
この清末の青磁は
若干口径が狭く
若干背が高いので、
草木をあまり前傾させられません。
そのため2本とも
一文字の後ろに入っています。



落としだけの状態で横から見ると
2本がくっついて、
少し苦しく見えます。

これは、本当はこの
1.5倍ぐらいの高さの落としを
使うべき器であるにもかかわらず、
ちょっと無理をして
このガラス瓶を使用した結果です。

前から見ると
違和感はありません。




落としと器の関係は
実はとても深いので、
改めて書こうと思います。


20160805.jpg


花: 純白蛍袋 霜柱
器: 竹 花筒




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4 Comments

タコノアシ  

花留め

毎回興味津々、格調高い内容で勉強になります。
落としに花を入れるときの固定に苦労して、我流の”花留め”(この言葉も初めて知りました)を工夫していました。
竹の落としには、十文字や井桁にヒゴを内側に突っ張って取り付けたりしています。

2016/08/07 (Sun) 09:51 | EDIT | REPLY |   

えるて  

タコノアシさま

落としも花留めも、ご自分で工夫なさって
按配がよろしれば、それが何よりだと思います。

花留めの様々な方法、ということであれば
茶花やいけばなやなげいれの本には
いろんな花留めが載っていうかと思います ^_^

2016/08/07 (Sun) 22:41 | EDIT | REPLY |   

Minnie  

はじめまして!!

えてるさま♪
花留もいろいろあるのですね、本当に一輪さしたいとき。なかなかおさまりません。
勉強になります。
ただお正月やお誕生日の花束をぼそッと投げ込むようなので。
本当にコメントできるような者では無いのですが。
高山植物は大好きです。

2016/08/08 (Mon) 11:42 | EDIT | REPLY |   

えるて  

Minnie さま

はじめまして

> ただお正月やお誕生日の花束をぼそッと投げ込むようなので。

今度、頂き物の花束を
良い按配に投げ込む方法も
書いてみようと思います ^_^

> 高山植物は大好きです

Minnieさんもそうですが、
山野草をお撮りになる方達は
ホントに花の表情を
上手にとらえていらっしゃると
いつも感心して拝見させて頂いております。

この写真の角度で器に入れたら、
もう、ばっちり! みたいな(笑)

花の方から
「私を見て」と
訴えかけているのかもしれませんね。
皆さん、その声に
敏感でいらっしゃるのでしょう。


2016/08/08 (Mon) 20:15 | EDIT | REPLY |   

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