春分 末候:雷乃発声(かみなりすなわち こえをはっす)


空の大空間に稲妻が光り
雷が落ちるさまを初めて見たのは、NYでした。

イーストリバーを眼下に
クイーンズを遥かに望むその部屋は
大きな窓ガラスがはめ殺しになっていました。
お天気の良い日は
川を行き交う船を
ぼ~っとのどかに見下ろしていましたが、
夜の稲妻はまるで
窓が映画館のスクリーンのように思える程
非日常的な光景で、
強烈な閃光と
それを追いかけて轟く音に、
身動きできなかったことを覚えています。

何も遮るものがない所で見る稲妻は
鮮烈ですね。
おそらく、海上の稲妻も同じではないでしょうか。

稲妻がなぜ「稲の妻」という字を書くのかと言うと、
稲が結実する頃に雷の多い年は
豊作であることが多いそうで、
稲妻は稲を実らせる、
つまり閃光は稲の夫(古語では夫も妻もツマと発音しました)であると考えられ、
稲妻という名前となったそうです。

一雨ごとに暖かくなって参ります。
まだ肌寒い日もありますが、
春を告げる春雷と共に、冬は終わりです。



20160330_n.jpg



花: タイツリソウ カンアヤメ
器: 螺鈿高蒔絵竹二重切置筒 

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