竹の花入 その2


花屋や八百屋で
売られることが目的で
育てられた物ならば別ですが、
自然に生える草木には
お決まりのサイズなどありません。
その種族に適した大きさはあるものの、
生えた場所によって
大きくも小さくも、
太くも細くもなります。

竹も同じ事なので、
竹林に出向いて
適当に切ってきたところで
その竹で花入れを作れるか、というと
実はそんなに簡単な事ではなかったりします。

節と節の間隔。
竹の直径。
窓の場所。
窓の高さ。

そういう絶妙な寸法感覚と共に、
竹そのものの風情、景色も加味され、
作る方のためらいや
ほんのわずかな事で
仕上がりは激変するものなのだと思います。

それ故「一重切り」や「寸胴」など
竹の花入れは
シンプルな形の物であればある程
誤魔化しが利かないので難しく、
人の心を捉えるような物に
滅多にお目に掛かれないのだと思います。

同時に、
花の寸法が変われば
それに適した大きさの竹の花入れを
選ばねばなりません。

冬に椿を入れる際など、
花の大きさに合わせて
器を選べれば良いのですが、
手元に選択肢がないならば
器に合わせて花の大きさを選んだ方が
早かったりします。



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