ねじねじばな


梅雨の頃になると
芝生の中や野原に
ねじばなを見かけることが増えます。

目白にお気に入りの
洋菓子店があるので
向かっていたところ、
山手通りの中央分離帯に
植えてある芝生から、
一目何百本という
ネジバナが咲いているのが見え、
興奮してしまいました。

ラン科の花としては
日本で普通に自生しているのが見られる
唯一の花ですが、
一つ一つの小さな花を
虫メガネで拡大してみてみるまでは
ラン科の花とも思えません。

この花には
辛味大根とか
さつまいものような形をした
茎のわりに太い、短い根が
何本か生えています。

それ故、万葉集の

芝付(しばつき)の
御宇良崎(みうらさき)なる
根都古(ねつこ)草
逢ひ見ずあらば
吾(あれ)恋ひめやも

この「ねっこ草」はネジバナだとの説があります。

よくよく見てみると
この根の質感は、
短くはありますが
ラン科のそれです。

ねっこ草と呼んだその感性が
なんとも可愛らしいです。
東北で詠まれた歌だそうですが、
朴訥なイメージが膨らみます。


実は、ねじばなを
いろんな花と
合わせてみたのですが、
これがなかなか、花合わせが難しい。
今の季節の山野草と
合いそうで、合わなくて。

結局、庭のはしっこに咲く雑草を
ひとつかみ引き抜いた物達が
一番しっくりと合いました。

やはり、おさとが近いと
馴染みやすいのでしょう。


20160624.jpg


花: ネジバナ ムラサキカタバミ ハキダメギク メヒシバ
器: エミール・ガレ 



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