添え木留め(縦) その2

昨日の続きです今回のサンシュウは長さも1m以上と大きめです。添え木にはサンシュウよりも太い梅の枝を用意しました。添え木は支える枝の1.3~1.5倍ぐらいの太さだと安定しやすいと思います。今回が通常の「縦添え木留め」とちょっと違うのは、通常なら水の中に入る枝元が使用する器の形状と用いるサンシュウの枝の形状の兼ね合いから枝元が水面下スレスレを這わざるを得ないことです。二股に分かれている部分が器のほぼ真ん中に来...

添え木留め(縦) その1

マンサク、サンシュウ、フクジュソウ、菜の花…2月ともなれば春の先駆け、黄色い花が目立ち始めます。陽だまりの中とても印象的なサンシュウの枝に出逢いました。元枝からぐっと真横に出た後二股に分かれ、各々が上に向かってぎゅ~っとせり上がっています。頂戴して持ち帰り、さて器に…となるとこれがなかなか難しいのです。切る前と同じような角度がもっとも自然で魅力的に見えます。ただそうすると、枝元が地面と平行にはえてい...

花留 笄留め

器に仕掛ける形での花留めとして①一文字②十文字③又木留めと、紹介して参りました。本日は ④笄留め  です。笄は「こうがい」と読みます。箸のような棒状の物で、元々は髪を崩さずに髪掻きするための道具だったようですが、室町時代、宮中に仕える女官が表立たない所で作業などをする際に長く伸ばした垂髪が邪魔だったのを笄に巻き付けてまげやシニヨンを結って仮に固定したことなどから髪留めに使われたようです。今の笄は両端は...

花留 又木留め ②

又木の組み方です。入れようとする花の本数やボリュームをあらかじめ想定した上で、Y字の又の角度や使用する枝の太さを慮って用意します。細く繊細な草花を数本ばかり留めたい時には細い材で狭いY字の物で、太い枝をしっかり留めたい時には太めの枝を用いて下さい。二又に別れている按配の良い枝がない場合は2本の枝を用いてV字に留めることで又木留めにできます。手元にある草木に合わせてV字の又の角度を自由に決められるのでと...

花留 又木(またぎ)留め ①

又木留めという花留めの方法は、木密(こみ)とも呼ばれます。流派生け花でもお生花(しょうか)と呼ばれる床の間などに格式高くまっすぐたてるような型の花を円筒形の花入れにいける際に用いる正統派花配りです。又木留めは木の枝のY字になっている狭い「又」の部分を利用するか、2本の枝をV字に組み合わせて用います。もしくは、太い枝の途中をワイヤーで巻いて割れ留めをし、枝をワイヤーまで縦に2つに割ってY字を作って用いる...