ヴァッハウ

ヴァッハウ渓谷はウィーンの西、電車で1時間程の古城や修道院が多く点在する所です。中でもメルク修道院はハプスブルク家の庇護を受けたベネディクト派の男子修道院で、マリー・アントワネットがお嫁入りの道中一泊した場所だそうで、壮大で華麗なバロック様式の教会に圧倒されます。私はグレゴリオ聖歌やパイプオルガンの音が好きで、大きな教会を訪れた際は寄付がわりにその教会で録音されたCDを買います。高野山などのお声明も...

造花というと聞こえは悪いですが

盛夏の頃は花がすぐダメになりがちなのでちょっとしたプレゼントをする際アーティフィシャルフラワーでアレンジを作ることがあります。生の花を扱う時とはまったく違って、形状はお花ではありますがどちらかというと工作とかDIYに近い気分です。素材屋さんで入手できるもので使えるなぁと思う品は一割にも満たないというのが実感ですが、ちゃんと選べばしみじみ見ないと造花とわからないぐらいリアルな物もあって、そういう物で調...

夏の白

6月になる頃からでしょうか。緑一色の山の中で白い茂みを見つけると「あ、マタタビだ!」と、小さく声に出てしまいます。蔓性なので背の高い杉や檜に巻きついて見上げる程高い所で茂っていることが多いのです。そのマタタビの葉の先っぽが白色化する頃葉の裏にひっそりと小さな白い花を咲かせます。とても良い香りがするのですが遠くにいて気が付くという程の強い香りではありません。白化した葉は受粉を助けてくれる昆虫に遠くか...

麦草峠

麦草峠は長野県茅野市と佐久穂町の境目にある峠で、八ヶ岳を構成する丸山と茶臼山の間にあります。国道では国内で2番目に標高の高い場所だそうで、峠付近はなだらかではありますがその峠の西側も東側も厳しいヘアピンカーブです。先週八ヶ岳におもむいた際は梅雨時らしく薄曇りで肌寒く、その厳しい勾配のくねくね曲がる狭いカーブを何度もやり過ごしていたらほんの10メートルだけ霧が真っ白に立ち込めた場所があって一瞬視界が...

かほばな

高圓之 野邊乃容花 面影尓 所見乍妹者 忘不勝裳          たかまどの のべの かほばな おもかげに 見えつついもは 忘れかねつも 万葉集 大伴家持道路の路肩の植栽に昼顔が群生する季節となりました。昼顔は日本在来の野生種なのに対して朝顔は平安の頃薬用として渡来し、江戸時代の日本で一番交配された花です。現代では西洋種も入ってきて今私達が目にする殆どが園芸種なのだそうです。朝顔の植木鉢もそろそろ...