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改元にあたり

ミッションという言葉は狭義ではキリスト教の学校を表します。例えば聖心という学校はフランスに設立された女子修道会の「聖心会」を母体としたカソリックの学校で、美智子上皇后の母校としても知られています。聖心の出身者には緒方貞子、須賀敦子、辰巳芳子各氏がおられ、社会的には全く違うジャンルに属する彼女達に根底がなにか、同じ源流に繋がっているように感じるのは、あながち勘違いではないように思うのです。それを宗教...

なげいれの花 一日体験教室のご案内

なげいれの花はプロも素人も関係のないその人の人となりそのもの映す心の花です。この国の風土に育まれた花を慈しむ時間をご一緒出来ればうれしく思います。開催場所の肥後細川庭園は旧熊本藩細川家下屋敷のあった地で、椿山荘の西に連なり都心であることを忘れてしまうような池泉回遊式の美しい庭園です。早めにお越しになって、お庭の散策もお楽しみ頂ければ幸いです。日時   2019年4月26日(金)18時~20時半テーマ 「晩春の...

ある人への手紙

こんにちわまだまだ寒い日が続いています。お加減いかがですか?私も風邪をひく寸前で、なんとか踏ん張るべく身体中にホッカイロを貼っています。じつは先日頂いたメールを拝読して花を入れる際に「手」が早く動かせるという事はどういう事なのかなぁとつらつらと考えていました。手が遅い、ということは動作が遅いという事なのか。いけないことなのか。では、手が速いということは、動作が速い、という事なのか。悪いことなのか。...

考えなければならない理由

先日、知人との会話の中でお茶の稽古の話になりました。「私達のお茶の先生はね、何を伺っても開口一番にご自分でお考えなさいって言われるの」「これで正しいでしょうか?って想像して申し上げると、そう、かもしれません…ってお答えになるの。なぞなぞみたいでしょう?」結局は自分で調べたりして後で答え合わせをするらしいのですが、クスクスと笑って説明して下さってとても楽しそうなご様子です。茶の湯にしろ花道にしろ古典...

土地の記憶

年のはてによめる昨日といひ今日と暮らして明日香川流れてはやき月日なりけり  春道列樹今年は例年にも増して旅ばかりしていました。あまりにも日常と旅が近づきすぎてどこへ行くにも大きな期待もせずに淡々と出かけるのですが、出かけた先に身を置くと、その土地、その季節特有のなにがしかの感銘があって、そういう土地の記憶が知らない間に自分の内側に降積もり影響を及ぼしていることを時々感じます。柳の理想的な姿を想像す...

短絡的

昨日初公判の「東名あおり事故」の連日の報道を見ていて、何か腑に落ちなく思えて仕方がありません。『被告の行動を起こさせる原因となった被害者の言動』までをも深く掘り下げて考慮することなくただ批判するのは、直情短絡的で恐ろしく思えるのです。実際のところ、被害者は亡くなってしまっていて詳細についてはわかりません。キレやすい未熟な大人が増えているのは周知の事実です。そういう人を「彼が一方的に悪い」と批判する...

窃盗

先日友人からメールが届きました。今月の軽井沢新聞に上越新幹線側道沿いのコスモスを5本取ったところを警察官に見られた結果窃盗で署に連れていかれ、2時間取調べを受け、写真、指紋を強要された女性の話が掲載されていたとのこと。「摘み草」といえない空気があるのでしょうか。人目をはばかりながら、摘む…?彼女のこの一文に、どきん、としました。私も彼女も沿道のコスモスを摘むことはないけれど、自分の土地以外の雑草や野...

ハロウィンとアイヒマン

渋谷の週末のプレハロウィンでふざけて軽トラックをひっくり返した報道を見てやりきれない気持ちがわいてきました。ハロウィンの「祭」は本来は「祀る」からきていますが、宗教心や思想や哲学がないと只の大騒ぎに成り果てて、たとえば国会前のシュプレヒコールの群衆しにても群衆であるということに正直不穏を感じます。ただ、そこからハンナ・アーレントを連想する私は、ちょっと素っ頓狂かもしれません。ハンナ・アーレントはド...

花を教える

もう随分前のことですが、あるお嬢さんに花を教えて欲しいと言われました。一言で「花を習う」と言ってもその幅は果てしなく広く天と地ほどの差があります。どの程度のことを考えていらっしゃるのか見当がつかなかったので、詳しくお話を伺わねばと思い「一度お茶でも召し上がりにお越し下さい」と申し上げたところ約束をした日になんと、山摘みのお花を沢山たずさえていらっしゃいました。お茶の準備しかしていなかったので面喰い...

異国の人

昨年の夏の頃、西伊豆で頂いて来たのだと言って友人が腕に一抱え程の月桃を持って来てくれました。いけてみてね、と言われたものの普段私が近しくしている見るからに日本原産の草木と違って月桃は随分と南の情緒の強い植物です。実際、熱帯や亜熱帯に分布していて日本では沖縄と九州の南端の方で自生しています。そのあまりの大きさと生命力の猛々しさに器や花合わせを考えあぐねているうちにバケツの中で枯れてしまいました。かわ...

About me

Hi, there.

auther: えるて
  東京近郊の山里で採取した野の花や
都心の小さな庭の草木から
季節を切り取ります。
時折、食卓の話題や
日々のよしなしごとも。